正しいスキンケアへの第一歩は自分の肌質を知ること
いつも使っている化粧品が何となく肌にしっくりこない。
肌の手入れは毎日欠かさずしているのに、どうもコンディションが安定しない。
あなたは今までこんな経験はありませんか?
誰でもこんな経験は1度や2度はあるでしょう。
そんなときにあなたは、この化粧品は自分に合わないと考えて違う化粧品に替えたりしているのではないでしょうか。事実、こうした理由から新しい化粧品に替えている人は多いようです。
今ではさまざまな効果を謳った化粧品が売られているので、より高価なものに目がいってしまうのも仕方がないことかもしれません。
しかし、もともと自分の肌に合っていないスキンケアを使っていたとしたら問題ですね。
ですから、自分が使っている化粧品がどうもしっくりこないなあと感じたら、化粧品を疑う前に、まず自分の肌質がどのような状態なのか正確に知ることから始めましょう。
人は体質や髪質が違うように肌にも持って生まれた「肌質」というものがあるのです。
肌の脂っぽさや乾燥は皮脂の分泌量の違いによって起こるもので、その度合いでその人の肌質が決まります。
自分の肌を指先で触ってみると分かりますが、顔全体が乾燥していたり、あるいは脂っぽかったりどちらかに偏っている人はまずいません。
全体に脂っぽい人でもアイゾーンや口の周りは乾燥しているのが普通です。
ほとんどの人がTゾーンなどが部分的に脂っぽくなっているいわゆる、ミックス肌です。
特に20代の若いころは皮脂の分泌が活発で余分な皮脂が毛穴を詰まらせ、雑菌などのの増殖でニキビなどのトラブルを起こしがちです。
また、皮膚の表面に浮いている脂分が紫外線により肌にさまざまな悪影響を及ぼす恐れもあります。
こうした肌のトラブルを未然に防ぐために正しいスキンケアで余分な皮脂を落とすことが大切です。
乾燥肌に対する間違った思い込み。
乾燥肌とは皮脂の分泌量が少なく、乾燥しがちな肌質のことをいいます。
乾燥肌の人の皮膚は、皮脂の分泌が少ないために角質層の水分が蒸発するのを防ぐ働きをするはずの皮脂膜がうまく機能していないのです。
肌がカサついたり角質層もけば立った状態になりがちなので、肌荒れやかぶれといったトラブルを起こしがちです。その結果、ファンデーションのノリがわるくなったりします。
健康な肌はPHが5〜6前後の弱酸性に保たれていて細菌やカビなどの外敵から表皮を保護するようになっていますが、乾燥肌の人は皮膚の表面に細かいキズが多数存在し、異物が侵入しやすくなり、アレルギーなどのトラブルを引き起こし、弱酸性度も弱まって雑菌から皮膚を守りにくくなります。
日本人のほとんどは乾燥と脂っぽいのと混合している肌がほとんどです。
顔の一部だけをとらえて自分は乾燥肌と決めつけてしまったり、ノーマルな肌なのに間違ったスキンケアをして皮膚を悪化させてしまうことが多いようです。
それを化粧品のせいにしてつぎつぎと違う化粧品を替えていたのではうまくいくはずがないですね。